週刊飴色【第177回】私の大好きな世界

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いつもあめいろ工務店のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今週は設計の齊藤がお送りいたします!

 

 

 

今回は映画『国宝』が大ヒット中の映画『国宝』にちなんだお話をします!

 


https://kokuhou-movie.com/

出典:映画『国宝』公式サイト(https://kokuho-movie.jp/)※本画像は作品紹介のために引用しています。著作権は制作会社に帰属します。

 

実際観た方も多いのではないでしょうか。
私も日本舞踊を長く続けているので、公開が決まった時から本当に見るのを楽しみのモチベにしていました!そして実際に観て大感動をしました泣

 

本当は感想を細かく書いて、演目ごとに語りたいところなんですが……
それをやるとブログが10回分じゃ収まらなくなりそうなので笑

今回は「舞台構成」と「衣装」に注目して書いてみようと思います!

歌舞伎の舞台は大まかに「上手(かみて)」と「下手(しもて)」、そして本舞台から下手側の客席の後ろまで続く「花道(はなみち)」という3つの場所で成り立っています。

出典:歌舞伎への誘い「舞台の機構」より


上手は偉い人や主役が立つ場所、
下手は町人や使い走り、時には怪しい存在が出てくる場所です。
なので、立ち位置や登場の仕方で「この人偉いな」や「化け物かも?」とわかるのが面白いところです!

また、花道は役者が観客のすぐそばを通る通路で、物語をより近く感じられる大事な場所です。

その花道には大きな仕掛けがあって、映画の予告でもある花道の底から吉沢亮さんが出てくるシーン
↓この予告の24秒ぐらいのところです(ちょっとわかりづらいかも)

引用元:『国宝』特報②【6月6日(金)公開】(YouTube)

この花道の下(奈落)から上がってくる舞台装置のことを「すっぽん」といい、化け物や妖怪、幽霊など、「人じゃないもの」だけが出てくるんです。


この演出は映画を見た人にとって、思わず「うわあ…」と感じる場面です。

 

 

 

次は衣装についてです。
今回は先ほどの予告やポスターでもよく使われている「二人道成寺」に絞ってお話しします。

画像

https://pbs.twimg.com/media/Gqy14GlbAAAXLRl?format=jpg&name=4096×4096
出典:映画『国宝』公式サイト(https://kokuho-movie.jp/)※本画像は作品紹介のために引用しています。著作権は制作会社に帰属します。

なんとこの演目、使われる衣装がたくさんあり、全部で7回も衣装チェンジします!

出典:映画『国宝』公式サイト(https://kokuho-movie.jp/)
※本画像は作品紹介のために引用しています。著作権は制作会社に帰属します。

そのうち1回は着物も帯もまるっと全部着替えます😲

さらに、一つの衣装で舞台上の早替えが3回もあり、3枚重ねて着ているんです!

つまりめちゃくちゃ衣装が重いです笑

衣装だけで数十キロ、カツラも3〜4キロあって、本当に大変です。


特にこの演目女舞の最高峰のもので、曲は1時間あって、重い衣装をまといながら踊り、後半はどんどん激しくなるので、技量だけでなく、体力勝負にもなります笑


ただ女舞なので筋肉をつけすぎたり、激しく荒々しく踊ると男っぽくなってしまう、踊っている時は所作や表情は美しく、女性らしくなくてはいけない。ここが女舞の一番難しいところで、だからこそ、本物の役者さんや『国宝』で演じたお二人のすごさを改めて感じます!

ちなみに早替えは今でもアイドルやアーティスト、現代劇でも使われていて、こうして文化が形を変えながらつながっていくのは素敵だなと思います!

こんな感じで、演目や映画の感想を省いただけで、これだけ話してしまいました笑
(これでも大分省略しています笑)


でも何より、この映画以上に歌舞伎や芸能の美しさの本質をきれいに描いた作品はないと思います!
もし興味がある方でまだ観られてない方はぜひ!何より演じられた役者さんたちが本当にすごいです!!

最後までご拝読ありがとうございました🙇‍♂️
来週は丸山がお送りいたします! お楽しみに!