週刊飴色【第104回】国宝と建築

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いつも週刊飴色をご覧いただきありがとうございます!

今回はコーディネーターの村上がお届けいたします。

建築巡り第7弾は、国宝と建築。

熊本初の国宝青井阿蘇神社のお隣でできた「国宝記念館」についてです。

何やら人吉に隈研吾の建物ができるらしい。そんな噂を聞いてからずっと気になっていた建物を見てきました☺

隈研吾は、和を取り入れながら近代的で個性豊かなデザインが特徴の建築家です。

屋根は、社殿の茅葺をイメージしてデザインされていて、地元の市房山の杉をふんだんに使われています。

実はこちらの建物、球磨川氾濫の水害からの”復興のシンボル”として建てられていて、この屋根材はクラウドファンデングで集めた資金で制作されたそうです。

よく見ると2種類の大きさの板が不規則的に並べられています。

屋外の柱にはドーンと大きい丸太がずらり。見えるだけで11本も使われていました!

館内では、隈研吾の木の特別記念展が開催されていて沢山の模型作品が並べられていました。内容を少しご紹介!

東京オリンピックが開催された「新国立競技場」。

そして、隈研吾が最優秀賞をとったことで話題になった「新福岡県立美術館」。

もちろん、ここ「国宝記念館」の展示も。当たり前だけど隈研吾もここに来ていたんだなぁと。

中はこんな感じ。うん、もう凄いです!!

まだまだあります凄ポイント!巨大な幹を縦にスライスされて作られた自動ドア。

そして、玄関の式台に施されているのは、なぐり(名栗)という日本の伝統的な加工の技術だそうです。

足ざわりがとても心地よい!釿(ちょうな)の呼ばれる道具で職人が手作業でしているそうでこの加工のできる職人は年々減っているんだそうです。

そんな貴重な伝統技術とも出会う事ができたとても面白い建築巡りでした!人吉、一度訪れてみてはいかがでしょうか?

 

そして、2023年ももうすぐ終わり。。

皆様今年も大変お世話になりました🙇🏻‍♀️良いお年をお迎えくださいませ🐉

来年もあめいろ工務店をどうぞよろしくお願いいたします!