週刊飴色【第72回】カウンター天板が仕上がるまで!

ブログ

  1. Top
  2. Blog
  3. Entry
Scroll

いつもあめいろ工務店のブログをご覧いただき、ありがとうございます!工務の村山がお届けします。

寒暖差が大きくて体調管理が難しく感じてしまいますね。皆さんは、体調を崩されていませんか?

今回は、1Fにある『ONION’S Bakery』のカウンターを製作した際のヒノキの天板加工について紹介します!

ONION’S の店舗改装で「カウンターを新調する」ということになり、社長・部長と共に天板を探しに行きました。出していただいた板材に軽く糸を張り、木取りを考えました。※木取り:どんな感じで使用するか。イメージの物が取れるか。実際に墨を出して、見極めることです。そして、そのうち2枚を選びました。

①粗取り・・・選んだ2枚が納品されると、加工機に入るサイズも考えながら、粗取り(大まかに加工すること)をして、下準備が整います。

②製材・・・粗取りした材料を機械に通し、厚みを整えます。削る量を最小限にしました。下の写真。

すると、虫食いが出てきました!板材を探しに行ったとき、何となくわかっていたのですが、予想より少し大きめの虫食いでした。死節※後で写真をあげますね。もあったので、仕上げる前に埋めていきます。

③埋め木(虫食い)

最小限で欠点部分を取り除きます。そして、同じ材料で埋め木をつくり、接着剤を塗って埋めていきます。

④埋め木(死節) ※死節とは、写真のように、節が枝の皮を巻き繊維が枯れている部分を言います。

節太郎いうドリルの錐先を使い、穴を整え、接着剤を塗って埋め木をしていきます。

⑤仕上げ・・・カンナってご存じですか?見出しの画像のような道具です。埋め木後、細かい処理を行い、いよいよ「カンナかけ」です。久しぶりに大きな1枚板を仕上げました。腕が鈍ってないか心配でしたが、思ったよりしっかり仕上げることができて良かったです!せっかくの1枚板なので、段差のある左側の板も1枚に続いて見えるように配慮しました。

山から伐採されてから年数が経っていない桧だったので、現在では冷蔵庫の上部の継ぎ目が少し開いてきています。でも、開くことを想定し、調整できる作りにしているので、もう少し桧が落ち着くのを待って、時が来たら、手を加えようかと思っています。

オニオンズにパンを買いに来られた際は、パンを見るついでに、その先のカウンターにも是非、目を向けてみてくださいね!

次は、広報の松本がお届けします‼